HELLSING 10 (10) (ヤングキングコミックス)

結構長かった趣味がいやがらせ・ちんこいじりな平野氏が書いてきた吸血鬼クリークな漫画の最終巻です。
この巻での内容としては、セラスvs人狼,少佐によるアーカード殲滅のみの作戦,改造ウォルターの最期,大隊との決着,アーカード消滅した後の後日談。
セラスvs人狼では、倒されることで本当の解放になったっぽいヴェアヴォルフさん。
少佐は戦争というものと自らで研究していたことでアーカードのみを消したかったのでしょう。しかし、代償なんて考えていない純粋なる個の破壊だったのでしょうね。
どこにでもいてどこにもいない、自己観測するもの“シュレディンガーの猫”による自分でいて自分ではいない存在にアーカードを陥らせて破壊を行う。
吸血鬼が他者を取り込んで多数の存在になってしまうのを逆手に取ったようなことですかね。
ウォルターはしっくりこない終りになっただろうな、目的が純粋なる強者との闘争みたいに見えたので、邪魔されたようなものでしょうに。
しかし〜、セラスは1巻の頃から見ると随分と逞しくなってる。88mmの砲台…恐ろしい弾丸サイズだなぁ〜。
少佐の軍団のベースになった素体“ミナ・ハーカー”、ほうほうドラキュラ関係の書物にでているのね。詳しくはwikiでも。。http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%89%E3%83%A9%E3%82%AD%E3%83%A5%E3%83%A9
後日談は30年後ですか。随分とインテグラがおばあちゃんになられてる。そして、帰還したアーカード
自分以外の全ての命を消すことで自分自身を取り戻したって処でしょうか。



HELLSING 10 (ヤングキングコミックス)

HELLSING 10 (ヤングキングコミックス)